コラム・特集
スープカレーの魅力 — 札幌からの贈り物
ときに、“引き算”が新しい豊かさを生みます。とろみを手放したカレー——スープカレーは、その大胆な一歩から生まれました。濃さや重さではなく、澄んだスープと素材そのもので勝負する。そぎ落とした先に現れる豊かさを、この一杯は教えてくれます。
カリー犬
スープカレー?カレーなのにスープなの?
インドくん
そう、“飲むカレー”って呼ばれることもあるんだ。北海道生まれの一杯だよ。
飲むカレー
スープカレーは、1970年代の札幌で生まれたとされます。とろみのあるカレーとは対照的に、スパイスの効いたさらさらのスープが主役。重さではなく、香りと出汁の深さで満たす——その潔さが、多くの人を惹きつけてきました。
カリー猫
とろみを捨てて、香りで勝負。かっこいいね。
具材を、堂々と味わう
やわらかく煮込んだチキンレッグや、ゴロゴロの素揚げ野菜など、具材の存在感が大きいのも特徴です。ごはんをスープに浸して食べるのが定番スタイル。ひとつひとつの素材が、隠れずに、まっすぐ主張する。引き算の料理だからこそ、素材の声がよく聞こえます。
カリー犬
大きいチキン…!お腹すいてきた〜。
寒い日には、湯気の立つスープカレーがことさら沁みます。出会った一杯は「カリータベタイ」に記録を。あなたの“沁みた一杯”が、少しずつ増えていきます。
インドくん
心まであたたまる一杯を、君にも。
