コラム・特集
スパイスカレーとは何か
“正解”が用意されていない料理は、少し不安で、けれど、とても自由です。スパイスカレーは、まさにそういう一皿。決まりきった型を外れたところに、作り手の数だけの個性が立ち上がります。自由とは、選べること。スパイスカレーは、その小さな練習場でもあります。
カリー犬
スパイスカレーって、普通のカレーと何が違うの?
インドくん
いちばんの違いは“自由さ”かな。ルウという正解を使わないんだ。
ルウを使わない自由さ
スパイスカレーは市販のルウを使わず、複数のスパイスを自分で調合して作ります。とろみは小麦粉ではなく、玉ねぎや豆、野菜の旨味から生まれる。決められた味をなぞるのではなく、毎回ゼロから“今日の味”を立ち上げる——そこに尽きせぬ面白さがあります。
カリー猫
毎回ちょっと違う。それが楽しいんだよね。
混ぜて、味の変化を楽しむ
複数のカレーやおかず(アチャール、副菜)を一皿に盛り、混ぜながら味の移ろいを楽しむ「あいがけ」文化も魅力のひとつ。ひと皿の中で、味が物語のように変化していく。完成された静けさではなく、混ざり合う賑わいが、ここにはあります。
カリー犬
混ぜるたびに味が変わるの、わくわくする!
近くで気になるスパイスカレー店を見つけたら、ぜひ“あいがけ”を試してみてください。出会った一皿は「カリータベタイ」に記録を。あなたの好みの輪郭が、少しずつ見えてきます。
インドくん
正解のない料理を、自由に楽しもう。
